令和4年度 第2学期始業式 式辞
夏休みが終わりました。42日間、時間にして1,008時間は、長かったでしょうか? それともあっという間だったでしょうか?
いずれにしても、良かったこと、反省すべきことも含め、様々な経験をした夏休みだったと思います。全国で新型コロナウイルスが猛威を振るっている状況ですが、皆さんが健康で始業式に参加できていることを嬉しく思います。引き続き感染防止に努めるようお願いします。
さて、今日から2学期が始まりました。
卒業学年の本科3年生、専攻科2年生は、進路決定に向けて試験などの本番を迎えます。希望を実現できるよう、これまで以上に自分に厳しく強い気持ちを持って一日一日を大切に過ごしてください。
また2学期は、1年で一番長い学期です。学年毎に取り組む学校間交流、修学旅行、専攻科チャレンジをはじめ、全校で取り組む体育祭など様々な行事が計画されています。これらの行事では、通常の学校生活よりも多くの仲間と長い時間、関わることになります。仲間との絆を強くする絶好の機会ですが、意見が合わず対立してしまう場面も起こりがちです。
人はそれぞれ興味や関心、得意・不得意、これまでの経験が違います。考えややり方に違いがあるのは当たり前です。そこで大切なのは、自分の考えのみにこだわらず、仲間の考えを聞いたり、様子を見たりして、どうすればよい方向に進められるのかを考え、行動に移すことです。仲間の良いところを見つけて互いに認め、それを生かして協力し合うことにより絆が強くなり、行事を成功へと導きます。
協調性を表す言葉の一つに「採長補短(さいちょう ほたん)」があります。
人の良いところを取り入れ、自分の短所や足りないところを補うという意味です。
行事や学校生活を通して、仲間から良い影響を受け、一人一人が成長する2学期になることを期待しています。
令和4年9月1日(木)
校長 中野 康子