体験発表①「大学生活について」
筑波技術大学 総合デザイン学科 2年 安永 悦子 さん
初めて親元を離れ、茨城県にある筑波技術大学に通う安永さん。
「寮が自然に囲まれたところにあるため、ときどき虫が出て、追い払うのが大変です。自分の好きな時間に好きなことができ、楽しく過ごしています。でも、料理を作るのが大変で親のありがたみがわかりました。
大学ではデザインに関する基礎知識を学んでいます。ほとんどの講義でパソコンに向かっているので目が疲れます。
将来について、まだ具体的に決めていませんが絵に関わる仕事に就きたいと考えています。自分にできること、やりたいことを探している途中です。
自分は何が好きで、何がしたいのかよく考え、それをもとに自分で行動を起こしてみてください。」と、大学や寮での生活の様子を話してくれました。
最後は、「私の大学では、手話、パソコンノートテイク、モニタ提示など情報保障が整っています。しかし、情報保障が整っているから進学しよう、ということではなく、自分が何をしたいかを考えたうえで進学した方が良いと思います。自分に合った大学を探してみてください。
また、英語が重要です。デザイン系を目指すならデッサンをしっかり身につけておくと良いですよ。困ったときは、自分だけで解決しないで、周りの人を頼り、相談しながら解決していってください。」と後輩へのメッセージを残してくれました。
体験発表②「後輩に伝えたいこと」
九州産業大学 芸術学部 写真映像学科3年 鎌田 拳伍 さん
写真映像学科に通う鎌田さん。
「まず写真についてのイメージを持ったもらうために、授業の内容を紹介します。フィルムを使用した撮影や画像処理、色彩学などをしています。
入学後一番苦労したのは、暗室での授業です。真っ暗な部屋の中で8時間ぐらいこもって講義を受けています。周りの友達は先生の声を聞き取りながら進めます。私は聞こえないので、筆談をお願いしようとします。しかし、暗いのでそれもできません。
この経験を活かして、授業の前に手順を覚えるようにしました。忘れてしまった場合は教室を出て、アシスタントの先生に確認をしました。また、周りの友達にも何か指示があったときは肩をたたいて教えてくれるようにお願いしました。他にも失敗はありましたが、楽しい大学生活です。」と、大学の講義の面白さや苦労について話してくれました。
最後に、「大学に入って、『感謝の気持ちを忘れない、学ぼうとする姿勢をみせる、丁寧にお願いをする』ことが大切だと感じました。また、これから『自分から挨拶をする、得意なところを磨く、好きなことを追求する、未知への冒険心、今を楽しむ、語彙力を身につける』など、今のうちからできることを考えて、進路実現に向けて頑張りましょう。」と後輩へのメッセージを残してくれました。