| 式 辞
暖かい春の日射しの中、木々の若葉が萌え始める季節となりました。
今年は、満開の桜が、皆さんの入学を祝福してくれています。
本日、ここに、保護者の皆様並びにご来賓の方々のご臨席を賜り、本校の平成三十一年度本科第三十一回・専攻科第二十八回入学式を挙行できますことは、本校にとって大きな喜びであります。
本年度は、高等部本科十五名、高等部専攻科四名、計十九名の新入生を迎えることができました。
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
私たち教職員一同、皆さんの入学を心待ちにしていました。
今、皆さんの胸の中には、新たな学校生活を迎える期待と喜びが満ちあふれていることと思います。
本校は、平成元年四月に高等部のみの聴覚特別支援学校として開校し、本年度は創立三十一年目を迎えたところです。本校の目指す生徒像は、「将来の目標を見据えて、深く考え、正しく判断し、主体的に行動できる生徒」です。これまで、多くの卒業生が、大学や企業等へ巣立っていき、様々な分野で個性を発揮して活躍しています。新入生の皆さんには、自分の可能性を信じて何事にも挑戦し、仲間と共に充実した学校生活を送ってほしいと思います。そして、本科三年間、専攻科二年間で、将来、自立して社会参加する力を身に付けることを期待しています。
今年は、元号が「平成」から「令和」に変わります。同期の友達や先輩と共に、本校の新たな歴史と伝統を作っていきましょう。
最後に、新入生の保護者の皆様に一言ご挨拶を申し上げます。お子様のご入学、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
今日から、大事なお子様をお預かりするに当たり、本校職員一同、一人一人の成長・発達及び進路実現のため、全力を尽くしてまいります。保護者の皆様のご理解とご協力を、よろしくお願い申し上げます。
また、本日ご多用な中、ご臨席を賜りましたご来賓の方々に、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げまして、式辞といたします。
平成三十一年四月九日
福岡県立福岡高等聴覚特別支援学校
校長 菊 池 修
|